資格試験については、ほとんどの方が毎日仕事をしながら空いた少ない時間や休日を削って学習されていると思います。もちろん、全ての知識を万全にして試験に挑めれば問題ないのですが、実際は少ない時間で合格をしなければなりません。試験勉強をするからには、合格をしなければなりません。間違った学習方法で貴重な時間を消費してしまうのではなく、先ずは試験の詳細をしっかりと把握し対策(作戦)が必要です。
学習時間が足りないという方は、先ずは過去問を繰り返し学習することをおすすめします。理由としては、
①試験内容について、毎年重要な項目が出題されるので、大きな改正などが無い限り重要な項目について変更が無いこと。
②設問毎に、出題意図を読み取れるようになる。(慣れてくると、大事な設問が見えてくる。)
③数字が適当でない場合の違和感を感じとれる。(設問を見た時、数字を正確に覚えていなくても違和感を感じる。)
①国家試験になりますので、技術者として最低限知っておかなければいけない内容については必ず出題しなければならないはずです。したがって、突拍子もない、あまり重要でない設問は出題しづらいので、過去問と同じ内容がどうしても多く出題されます。
②は、この問題が数値が適当でないとの問いなのか、器具の取付の上下を問われるのか等のポイントがつかめてきます。
③は、設問の数値が覚えている全ての数字と違う場合に、「あ、これは絶対違うな・・・」等と、正確な数字を覚えていなかったとしても正解を選択できる場合もあります。