2級管工事施工管理技士試験問題数と合格ライン

試験の出題数と合格ラインは以下のとおり

内訳 出題数 解答数 合格ライン① 合格ライン②
一次試験(午前) 48問 36問 全体解答数の
60%以上の正解


一次試験(午前)
施工管理
基礎的能力
※四支択二
4問 4問 2問
(50%以上)
合計 52問 40問 2問 24問
二次試験(午後) 6問 4問 60点以上 60点以上
①マークシート択一、施工管理基礎的能力問題は択二試験である。
②40問回答し24問正解で合格である。
③施工管理基礎的能力問題を4問中2問正解しないと合格にならない。
④問題は必須問題11問、選択問題41問(内29問回答)である。
⑤同日の二次試験は記述式で6割以上が合格基準であり、経験記述なども出題される。

出題数[52問]
解答数[40問]
合格ライン全体解答数[40問中24問※施工管理基礎的能力含む]正解
施工管理基礎的能力四支二択[4問中2問]正解
出題項目の内訳表についてはコチラ

一次試験 出題内容

内容 出題数 解答数 詳細 出題数
原論 4問 4問 環境工学 2問
流体力学 1問
熱工学 1問
電気工学 2問 2問 電気工学 1問
建築学 建築学 1問
空調設備 17問 9問 空気調和 4問
冷暖房 2問
換気・排煙 2問
衛生設備 上下水道 2問
給水・給湯 2問
排水・通気 2問
消火設備 1問
ガス設備 1問
浄化槽 1問
機器材料 5問 5問 機材 2問
配管・ダクト 2問
設計図書 契約 1問
28問 20問 28問
施工管理法 10問 8問 施工計画 1問
工程管理 1問
品質管理 1問
安全管理 1問

工事施工
(機器据付) 1問
(配管・ダクト) 2問
(保温・保冷・塗装) 1問
(試運転調整他) 2問
法規 10問 8問 労働安全衛生法 1問
労働基準法 1問
建築基準法 2問
建設業法 2問
消防法 1問
その他 3問
施工管理法基礎的能力※四支択二問題 4問 4問 工程管理 1問

工事施工
(機器据付) 1問
(配管) 1問
(ダクト他) 1問
24問 20問 24問
52問 40問 52問

※工事施工については、令和3年度を参考

2級管工事施工管理技士一次試験 考察

施工管理基礎的能力問題について

①施工管理基礎的能力問題は出題の4問中2問正解しないと合格にならない。
②施工管理基礎的能力問題は四支択二問題である。(ランダムに回答した場合は正解は1/6)
③出題内容については、四支択一問題(出題数10問)と同じである。

 施工管理基礎的能力については、全ての問題中60%以上の正解でも、施工管理基礎的能力全4問中2問正解しなければ合格にならない。
また、施工管理の問題については、択一形式(ほぼ内容は同じ)の機器据付・配管・ダクト・問題が、1問ずつ出題されている。学習ポイントとしては最重要項目である。

施工管理法の出題範囲、工事施工について

①施工管理の工事施工のうち、選択10問中6問+必須3問を占めている。
②出題範囲が広い。
③機器据付・配管・ダクトがメインである。

工事施工については、施工管理法のうち、
択一で10問中6問
択二で4問中3問
出題されるため、範囲は広いが重要なポイントである。

施工管理法(工事施工)出題項目
①機器据付
②配管・ダクト
③保温・保冷・塗装
④試運転調整その他
①と②がメインで出題される。

出題範囲の学習難易度

 個人の仕事内容により出題項目の難易度は変わってきますが、学習しやすい項目は順に以下のとおりです。

①範囲が広くなく学習しやすい問題

  • 原論[4問]
  • 設計図書[1問]
  • 法規[10問中8問解答]
  • 施工管理(工事施工を除く基礎的能力1問含む)[5問]

合計[20問中解答18問]

②少し覚えづらいが必須問題

  • 電気工学[1問]
  • 建築学[1問]
  • 機器材料[4問]

合計[6問]

③範囲が広いので要点だけは抑えておく選択問題

  • 空調設備[8問]
  • 衛生設備[9問]

合計解答数[9問]※17問中9問解答

④範囲が広いが必ず抑えなければいけない問題

  • 施工管理(工事施工、応用能力3問含む)9問

学習方法について

以下は、効率よく合格するための学習方法となります。

①過去問で全体の出題方式・イメージをつかむ。
②施工管理(工事施工を除く)・法規・原論の過去問理解から参考書を使用し出題範囲をしっかりと学習する。
③必須問題の中でも覚えやすい機器材料・設計図書を過去問と参考書を使用して学習する。
④必須問題の電気工学・建築学を同じように学習する。
⑤空調設備・衛生設備は選択問題なので、先ずは重要項目を覚える。
⑥施工管理法の工事施工を過去問と参考書で時間の許す限り出来るだけ学習する。
⑦施工管理法・法規・原論の復習を行い8割以上を目指す。
⑧全出題範囲の復習をする。