平成24年度A[問題 No.22]
[問題 No.22]図のように空気清浄装置を介して外気で室の換気を行う場合、定常状態における換気量の計算式として、適当なものはどれか。
ここに、
$V:換気量=外気量〔㎥/h〕$
$M:室内の汚染物質発生量〔mg/h〕$
$C:室内の汚染物質濃度〔mg/㎥〕$
$C_{0}:外気の汚染物質濃度〔mg/㎥〕$
$η:空気清浄装置の汚染物質の捕集率$
⑴$V=\frac{M}{C-(1+η)C_{0}}$
⑵$V=\frac{M}{C+(1+η)C_{0}}$
⑶$V=\frac{M}{C-(1-η)C_{0}}$
⑷$V=\frac{M}{C+(1-η)C_{0}}$
平成24年度A[問題 No.22]解答
⑶適当である。
外気を汚染物質の捕集率$(η)$の空気清浄機で浄化する場合、外気による汚染物質量は$(1-η)VC_{0}$となる。
室内の汚染物質は、外気の汚染物質量と室内の汚染物質量の合計であり、$VC=(1-η)VC_{0}+M$になる。
よって、換気量の計算式
$V=\frac{M}{C-C_{0}}$
の式を用いると。
$V=\frac{M}{C-(1-η)C_{0}}$
となる。
正解:⑶