1級管工事平成22年度A問題ランダム

平成２２年度Ａ[問題　No.７]熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑶液体の定圧比熱と定容比熱は、ほとんど同じ値である。

⑴異なる2種類の金属線を接合した回路において、2つの接合点に温度差を与えると、熱起電力が生じる。

⑷気体を断熱膨張させても、その温度は変化しない。

⑵融解熱や気化熱などのように、状態変化のみに費やされる熱量を潜熱という

平成２２年度Ａ[問題　No.２８]給水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。ただし、予想給水量は同じとする。

⑴直結増圧方式は、高置タンク方式に比べて、給水引込み管の管径か大きくなる。

⑷直結増圧方式では、逆流を確実に防止できる逆流防止器が必要である。

⑵直結増圧方式は、各水道事業体によりメータロ径や配管システム等が詳細に決められている。

⑶直結増圧方式と高置タンク方式は、ポンプの吐出し量が同じになる。

平成２２年度Ａ[問題　No.４２]ダクト及びダクト付属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑷大温度差空調に用いる吹出口は、誘引比の大きなものを選定する。

⑵低圧ダクトの使用範囲は、常用圧力で正圧500Pa以下であり、負圧の制限はない。

⑴内張りダクトは、低い周波数より高い周波数の騒音に対する消音効果が高い。

⑶同一材料、同一断面積のダクトの場合、同じ風量では円形ダクトの方が長方形ダクトより単位長さ当たりの圧力損失が小さい。

平成２２年度Ａ[問題　No.３７]浄化槽の生物膜法の特徴に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑶活性汚泥法に比べて、余剰汚泥発生量が多い。

⑵活性汚泥法に比べて、低濃度の汚水処理に有効である。

⑴生物の付着量を容易にコントロールできない。

⑷活性汚泥法に比べて、水量変動や負荷変動のある場合に適している。

平成２２年度Ａ[問題　No.２９]給水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑴受水タンクの上にやむを得ず排水管を通す場合、配管の下に受け皿を設置し、受水タンクとの空間を1m確保する。

⑶洗面器の吐水口空間とは、給水栓の吐水口端とあふれ縁との鉛直距離をいう。

⑵圧力式のパキュームプレーカは、常時水圧のかかる配管部分に設けられる。

⑷ウォータハンマ防止等のため、給水管内の流速は、一般に、4.0m/s以下とする。

平成２２年度Ａ[問題　No.２７]下水道の管きょに関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑵管きょ径が変化する場合の接合方法は、原則として、水面接合又は管頂接合とする。

⑷管きょに取付管を接続する場合の取付部は、管きょに対して60度又は90度とする。

⑴管きょの最小管径は汚水管きょでは150mm、雨水管きょでは200mmを標準とする。

⑶伏越し管きょ内の流速は、上流管きょ内の流速よりも速くする。

平成２２年度Ａ[問題　No.２１]氷蓄熱方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑵水蓄熱方式に比べて冷水温度が低いため、搬送動力を小さくすることができる。

⑷水蓄熱方式に比べて、冷凍機の成績係数は大きくなる。

⑴氷蓄熱方式では主に氷の融解潜熱と水の顕熱を利用する。

⑶水蓄熱方式に比べて、蓄熱槽を小さくすることができる。

平成２２年度Ａ[問題　No.５]流体に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑴管内の流れは、レイノルズ数が小さいときに層流で、大きいときに乱流となる。

⑵管内を流れる流体の密度が大きいほど、管路閉止時の水撃圧は高くなる。

⑷粘性流体の運動に影響を及ほす動粘性係数は、粘性係数に流体の密度を乗じた値である。

⑶キャビテーションは、流れの中で局部的に液体の圧力がその液体の飽和蒸気圧以下まで低下すると発生する。

平成２２年度Ａ[問題　No.１９]冷房負荷に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑶設計用外気温度は、一般に、TAC温度が使用される。

⑴北側のガラス窓からの熱負荷には、日射の影響も考慮する。

⑵北側の外壁からの負荷計算には、一般に、実効温度差は用いない。

⑷サッシからの隙間風負荷は、導入外気量と排気量を調整し、室内を正圧に保つことで無視する。

10.

平成２２年度Ａ[問題　No.８]燃焼に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑴一般に、気体燃料より液体燃料の方が理論空気量に近い空気量で完全燃焼する。

⑵高発熱量とは、燃焼によって生じる蒸気の潜熱分を含んだ熱量である。

⑷空気過剰率が大きすぎると、排ガスによる熱損失が増大する。

⑶燃焼ガス中の窒素酸化物の量は、低温燃焼時より高温燃焼時の方が多い。

11.

平成２２年度Ａ[問題　No.４３]JISに規定する配管に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑷一般配管用ステンレス鋼管は、配管用ステンレス鋼管より管の厚さが薄い。

⑶圧力配管用炭素鋼鋼管は、スケジュール番号の大きい方か管の厚さが厚い。

⑴銅管のMタイプは、Lタイプより管の厚さが厚い。

⑵水道用硬質ポリ塩化ビニル管のHIVPとVPの使用圧力は、同じである。

12.

平成２２年度Ａ[問題　No.１１]電動機のインバータ制御に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑶高調波が発生しないため、フィルタなどの高調波除去対策が不要である。

⑵直入始動方式よりも始動電流を小さくできるため、電源設備容量が小さくなる。

⑷三相かご形誘導電動機を使用することができる。

⑴速度を連続的に制御できるため、負荷に応じた最適の速度を選択することができる。

13.

平成２２年度Ａ[問題　No.３６]流入水及び放流水の水量、BOD濃度が下表の場合、合併処理浄化槽のBOD除去率として、適当なものはどれか。

h22a36

⑶85 %

⑴95 %

⑷80 %

⑵90 %

14.

平成２２年度Ａ[問題　No.４４]「公共工事標準請負契約約款」に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑴工事材料の品質については、設計図書にその品質が明示されていない場合にあっては、中等の品質を有するものとする。

⑶監督員は、工事の施工部分が設計図書に適合しないと認められる相当の理由がある場合において、必要があると認められるときは、理由を請負者(受注者)に通知して、最小限度破壊して検査することができる。この場合の検査及び復旧に直接要する費用は、請負者(受注者)の負担とする。

⑵請負者(受注者)は、設計図書に基づいて請負代金内訳書及び工程表を作成し、発注者に提出する。

⑷発注者は、請負者(受注者)から工事が完成した旨の通知を受けたときは、工期最終日から14日以内に完成検査を完了し、検査結果を請負者(受注者)に通知しなければならない。

15.

平成２２年度Ａ[問題　No.３４]不活性ガス消火設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑵不活性ガスは、電気の絶縁性、金属及び油性物質に対して変化を与えない。

⑷二酸化炭素を放出するものは、放出時の防護区画内の圧力上昇を防止するための避圧口を設けなければならない。

⑴不活性ガス消火設備は、不活性ガスを空気中に放出して酸素の容積比を低下させ、窒息効果により消火させるものである。

⑶放出された不活性ガスの排出には、換気用送風機による排気装置を設ける。

16.

平成２２年度Ａ[問題　No.２３]換気の方式と換気設備を設ける対象室の組合せのうち、最も不適当なものはどれか。

(方式)　　　　　　(対象室)

⑶第3種機械換気便所、シャワー室、湯沸室

⑵第2種機械換気ポイラ室、喫煙室

⑷自然換気浴場、教室

⑴第1種機械換気機械室、発電機室、厨房

17.

平成２２年度Ａ[問題　No.１０]金属材料の腐食に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑵SUS304製受水タンクは、気相と液相の境界で腐食を生じやすい。

⑶異種金属を水中で接触させた場合、陽極となる金属が腐食する。

⑴亜鉛は、鉄よりもイオン化傾向が小さいので、腐食しにくい。

⑷コンクリート中の鉄は、土に埋設された鉄より腐食しにくい。

18.

平成２２年度Ａ[問題　No.２５]機械排煙設備に関する記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、本設備は「建築基準法」上の「階及び全館避難安全検証法」及び「特殊な構造」によらないものとする。

⑴排煙ロの吸込み風速は10m/s以下、ダクト内の風速は20m/s以下とする。

⑶居室の防煙垂れ壁は、防火戸上部及び天井チャンバー方式を除き、その下端から天井までの距離が50cm以上になるように設ける。

⑷排煙ロは、天井高さが3m未満の場合は天井面又は天井から90cm以内で防煙垂れ壁の下端より上の部分に設ける。

⑵2以上の防煙区画を対象とする排煙機の風量は、120m3/min以上、かつ、最大防煙区画の床面積〔m2〕当たり2m3/min以上とする。

19.

平成２２年度Ａ[問題　No.１８]図に示す吸収冷凍機の冷凍サイクルについて、図のA~Dに該当する語句の組合せとして、適当なものはどれか。

h22a18 (A)　　(B)　　(C)　　(D)

⑵冷媒液希溶液濃溶液冷媒蒸気

⑷冷媒蒸気濃溶液希溶液冷媒液

⑶冷媒蒸気希溶液濃溶液冷媒液

⑴冷媒液濃溶液希溶液冷媒蒸気

20.

平成２２年度Ａ[問題　No.１３]図に示す鉄筋コンクリート梁における梁貫通孔に関する記述のうち、適当でないものはどれか。ただし、梁せいは、1,000 mmとする。

h22a13

⑷梁貫通孔aには、補強が必要である。

⑴Aは、1,000mm以上必要である。

⑶Cは、250mm以上必要である。

⑵Bは、750mm以上必要である。

21.

平成２２年度Ａ[問題　No.１５]建築計画に関する記述のうち、省エネルキーの観点から、適当でないものはどれか。

⑷二重ガラス窓のプラインドは、二重ガラスの間に設置する。

⑶非空調室を建物の外周部に配置する。

⑵建物の屋上、外壁を緑化する。

⑴建物平面が長方形の場合、長辺が東及び西面となるように配置する。

22.

平成２２年度Ａ[問題　No.３３]排水ポンプ及び排水槽に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑴排水量がほほ一定の場合はポンプ容量は、平均排水量の1.2~1.5倍程度とする。

⑷吸込みピットは、フート弁や水中ポンプの吸込み側の周囲及び下部に200mm以上の間隔を持たせた大きさとする。

⑵汚水ポンプは、地下からの湧水、浸透水、空調機器からの排水等比較的固形物の少ない排水に用いられる。

⑶排水槽の底部は、吸込みピットに向かって$\frac{1}{150}$～$\frac{1}{100}$の勾配をつける。

23.

平成２２年度Ａ[問題　No.２]温熱環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑴有効温度(ET)は、ヤグローが提唱したもので、乾球温度、湿球温度及び気流速度に関係する。

⑵作用温度(OT)は、乾球温度、気流速度及び周囲の壁からの放射温度に関係するもので、実用上は周壁面の平均温度と室内温度との平均値で示される。

⑷予想平均申告(PMV)は、大多数の人が感する温冷感を十5から一5までの数値で示すものである。

⑶等価温度(EW)は、乾球温度、気流速度及び周囲の壁からの放射温度に関係するもので、実用上はグロープ温度計により求められる。

24.

平成２２年度Ａ[問題　No.９]湿り空気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑶熱水分比とは、比工ンタルピーの変化量と絶対湿度の変化量との比をいう。

⑷飽和湿り空気では、アスマン通風乾湿計の乾球温度と湿球温度は等しい。

⑵顕熱比とは、顕熱の変化量と潜熱の変化量との比をいう。

⑴乾球温度が一定の場合、相対湿度か上昇すると絶対湿度も上昇する。

25.

平成２２年度Ａ[問題　No.６]図に示す管路を空気が流れる場合において、B点における静圧として、適当なものはどれか。ただし、A点における動圧は10Pa、静圧は60Pa、B点における風速は10m/s、A点とB点との間の圧力損失は5Pa、空気の密度は1.2kg/m3とする。

h22a6

⑴5Pa

⑵10Pa

⑷20Pa

⑶15Pa

26.

平成２２年度Ａ[問題　No.３]排水の水質に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑷ノルマルへキサン抽出物質含有量は、油脂類による水質汚濁の指標として用いられ、水中に含まれる油分等がヘキサンで抽出される量〔mg/L〕で表される。

⑶SSは、水の汚濁度を判断する指標として用いられ、水中に存在する有機物質に含まれる炭素の総量〔mg/L〕で表される。

⑴BODは、河川等の水質汚濁の指標として用いられ、水中に含まれる有機物が微生物によって酸化分解される際に消費される酸素量〔mg/L〕で表される。

⑵CODは、湖沼や海域の水質汚濁の指標として用いられ、主に水中に含まれる有機物が酸化剤で化学的に酸化したときに消費される酸素量〔mg/L〕で表される。

27.

平成２２年度Ａ[問題　No.２４]機械排煙設備に関する記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、本設備は「建築基準法」上の「階及び全館避難安全検証法」及び「特殊な構造」によらないものとする。

⑷同一防煙区画に複数の排煙口を設ける場合は、排煙ロの1つを開放することで他の排煙口を同時に開放する連動機構付とする。

⑵垂直に各階を貫通して立ち上げるたてダクトは、耐火構造のシャフトに納める。

⑴排煙ダクトで、居室と廊下の横引きダクトは、たてダクトまで別系統にする。

⑶排煙機に接続されるたてダクトの排煙機室の床貫通部には、防火ダンパを設置する。

28.

平成２２年度Ａ[問題　No.３８]送風機に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑵多翼送風機の軸動力は風量の増加とともに低下するが、軸流送風機の軸動力は風量の増加とともに増加する。

⑶後向き羽根送風機は、多翼送風機に比べて、高速回転が可能であり、高圧力を必要とする場合に適している。

⑷斜流送風機は、羽根車の形状及び風量・静圧特性が軸流送風機と遠心送風機の中間にある。

⑴軸流送風機は、遠心送風機に比べて、構造的に高速回転が可能で、低圧力・大風量を扱うのに適している。

29.

平成２２年度Ａ[問題　No.４０]冷凍機に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑷スクロール冷凍機は、地域冷房用等の大容量のものに多く用いられている。

⑴直だき吸収冷温水機は、遠心冷凍機に比べて、運転開始から定格能力に達するまでの時間が長い。

⑵スクリュー冷凍機は、空気調和用の中・大容量の空気熱源ヒートボンプとして多く用いられている。

⑶遠心冷凍機は、往復動冷凍機に比べて、容量制御が容易で、負荷変動に対する追随性が良い。

30.

平成２２年度Ａ[問題　No.１６]一般的な変風量単一ダクト方式に関する記述のうち、最も不適当なものはどれか。

⑴空気調和機への入口空気温度を検出して、冷温水コイルの冷温水量を制御する。

⑷VAVユニットの開度信号により、空気調和機の送風機の風量を制御する。

⑶室内温度を検出して、VAVユニットの風量を制御する。

⑵室内空気又は還気の相対湿度を検出して、空気調和機の加湿量を制御する。

31.

平成２２年度Ａ[問題　No.４１]配管付属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑷フレキシプル形管継手は、軸に対して直角方向の変位を吸収するために用い、変位量が大きいほど全長を長くする必要がある。

⑵スモレンスキ逆止め弁は、リフト逆止め弁にばねと案内傘を内蔵した構造で、バイバス弁付きのものがあり、ポンプの吐出し側垂直配管に使用される。

⑶単式スリープ形伸縮管継手は、単式べローズ形伸縮管継手に比べて、継手1個当たりの最大変位量が小さい。

⑴スイング逆止め弁は、リフト逆止め弁に比べて、弁が開いた状態での開口面積が大きく、圧力損失が少ないので大口径まで使用される。

32.

平成２２年度Ａ[問題　No.１７]図に示す暖房時の湿り空気線図の状態で処理する空気調和機の有効加湿量として、適当なものはどれか。ただし、外気導入には全熱交換器を用い、送風量は12,500㎥/h、空気の密度は1.2kg/㎥とする。

h22q17

⑶39kg/h

⑴12kg/h

⑷69kg/h

⑵27kg/h

33.

平成２２年度Ａ[問題　No.１４]コンクリートの性状に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑴単位セメント量が過少になると、ワーカビリティーが悪くなる。

⑶スランプが大きくなると、プリージング量か大きくなる。

⑵水セメント比が小さくなると、コンクリートの強度が小さくなる。

⑷急激な表面乾燥が生じると、表面ひび割れの発生が多くなる。

34.

平成２２年度Ａ[問題　No.３０]給湯設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑵住戸セントラル給湯に使用する瞬間式ガス湯沸し器は、冬期におけるシャワーと台所において湯の同時使用に十分に対応するためには、12号程度の能力が必要である。

⑷中央式給湯設備の熱源に使用する真空式温水発生機の運転には、有資格者を必要としない。

⑶圧力逃がし弁を給湯用温水ポイラの逃がし管に替えて設置した。

⑴中央式の給湯管内の給湯温度は、レジオネラ属菌の増殖を防止するため、60℃程度とする。

35.

平成２２年度Ａ[問題　No.３１]排水・通気設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑵排水立て管に45度を超えるオフセットを設ける場合、オフセットの上部及び下部600mm以内には、排水横枝管を接続しない。

⑶ループ通気管の管径は、その排水横枝管と通気立て管の管径のうち、いすれか小さい方の$\frac{1}{2}$以上とする。

⑷排水管に設ける通気管の最小管径は、30mmとする。

⑴排水横枝管の勾配は、管径65mm以上100mm以下の場合は$\frac{1}{100}$を最小勾配とする。

36.

平成２２年度Ａ[問題　No.１２]図に示す低圧三相誘導電動機の分岐回路において、電動機の過負荷及び欠相の保護を行う装置として、適当なものはどれか。

h22a12

⑵52及び2E

⑴52及びA

⑶A及びC

⑷2E及びC

37.

平成２２年度Ａ[問題　No.３２]排水トラップ及び阻集器に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑶オイル阻集器は、ガソリン等の流出する箇所の近くに設け、ガソリン等を阻集器の水面に浮かべて回収し、それらが排水管中に流入して、爆発事故を起こすのを防止する。

⑷トラップの自己サイホン作用を防止するため、器具排水口からトラップウェアまでの鉛直距離は800mm以下としなければならない。

⑵排水トラップの深さ(封水深)は50mm以上100mm以下とするが、特殊の用途の場合には100mmを超えるものもある。

⑴阻集器にはトラップ機能をあわせ持つものが多いので、器具トラップを設けると、二重トラップになるおそれがある。

38.

平成２２年度Ａ[問題　No.３５]ガス設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑷LNGとは、メタンを主成分とする天然ガスを冷却して液化したものである。

⑶3階以上の共同住宅にガス漏れ警報器を設置する場合、LNGを主体とする都市ガスの検知部は、周囲温度又は輻射温度が50℃以上になるおそれのある場所には設けてはならない。

⑴都市ガスの種類で、13AはLNG主体の製造ガスである。

⑵LPGのガス漏れ警報器の検知部は、ガス機器から水平距離が4m以内で、かつ、検知部の下端が天井面より30cm以内に設置しなければならない。

39.

平成２２年度Ａ[問題　No.４]計測器具の原理に関する文中、A,B,Cに当てはまる用語の組合せとして、適当なものはどれか。ピトー管は、管路内の流れに平行に置かれた2重管の先端部の測定孔によるAと側壁に設けられた測定孔によるBの差により、流速を算出することができる。また、べンチュリー管は、大口径部と小口径部におけるCの差により、流量を算出することができる。

(A)　　(B)　　(C)

⑷全圧　　静圧　　静圧

⑴大気圧　　動圧　　静圧

⑶全圧　　動圧　　動圧

⑵大気圧　　静圧　　動圧

40.

平成２２年度Ａ[問題　No.２０]コージェネレーションシステムに関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑴内燃機関としては、主にガスエンジン、ガスタービン、ディーゼルエンジンが使用される。

⑶燃料電池を用いるシステムは、総合効率が高く、騒音や振動の発生は少ないが、NOXの発生量が多い。

⑷コージェネレーションシステムの発電機は、一般に、同期発電機が使用される。

⑵ガスタービンからの排ガスは温度が高いので、一般に、排熱蒸気ポイラで熱回収される。

41.

平成２２年度Ａ[問題　No.１]環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑶HCFC-22などの指定フロンは、CFC-11などの特定フロンに比べてオゾン層への影響は少ないがゼロではないため、2020年までに補充用を除き、生産・輸出入が禁止される。

⑷酸性雨は、大気中の硫黄酸化物や窒素酸化物が溶け込んでph5.6以下の酸性となった雨、霧などのことで、湖沼や森林の生態系に悪影響を与える。

⑴光化学汚染物質は、大気中に窒素酸化物と炭化水素が共存するとき、太陽の紫外線によって生成し、目や気管支等に障害をもたらす。

⑵地球の温暖化に影響を与える程度を示す地球温暖化係数(GWP)は、メタンより二酸化炭素の方が大きい。

42.

平成２２年度Ａ[問題　No.２６]配水管及び水道直結部の給水管に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑷不断水工法により配水管の分岐を行う場合、既設管に割T字管を取り付けた後、所定の水圧試験を行って漏水のないことを確認してから、穿孔作業を行う。

⑴軟弱地盤や構造物との取合い部等、不同沈下のおそれのある箇所には、たわみ性の大きい伸縮可とう継手を設ける。

⑶水道直結部の給水管は、耐圧性能試験により1.5MPaの静水圧を加えたとき、水漏れ、変形等の異常が認められないことを確認する。

⑵給水管を分岐する箇所での配水管内の最小動水圧は0.15MPaとし、最大静水圧は0.74MPaを超えないようにする。

43.

平成２２年度Ａ[問題　No.３９]開放形冷却塔に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑴冷却塔の出口水温は、外気の湿球温度より低くすることはできない。

⑷冷却水系のスライムは、細菌等の微生物か土砂等を巻き込んで泥状塊となったもので、対策として塩素系薬剤による殺菌が有効である。

⑵冷却塔の入口水温と出口水温の差をアプローチと呼ひ、一般に、5℃前後としている。

⑶冷却水系のスケールは、硬度成分が濃縮し塩類が析出したもので、プローダウン等によりその発生を抑制できる。

44.

平成２２年度Ａ[問題　No.２２]エレベータ機械室において発生した熱を機械換気によって排除するのに必要な最小換気量として、適当なものはどれか。ただし、エレヘータ機器の発熱量は6kW、エレベータ機械室の許容温度は40℃、外気温度は35℃、空気の定圧比熱は1.0kJ/(kg・K)、空気の密度は1.2kg/㎥とする。

⑵3,600m3/h

⑷7,200m3/h

⑴1,800m3/h

⑶5,400m3/h

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