施工計画

業務の流れ

時期 内容
着工前 ・契約書、約款、設計図書の検討、確認
・工事組織の編成(現場代理人の選任・通知、施工体系図の作成等)
・実行予算書の作成
・総合施工計画書の作成
・総合工程表の作成
・仮設計画の作成
施工中 ・細部工程表の作成
・工種別施工計画書の作成
・施工図、製作図等の作成
・機器材料の発注、搬入計画の作成
・諸官庁への申請、届出
完成時 ・自主検査(試運転調整等)
・官庁検査
・完成検査
・引渡し図書の作成(完成図、引渡書、取扱い説明書等)
引渡し ・装置の概要説明
・取扱説明
・設計関係事項の説明
・施工状況の説明
・保守点検事項の説明
・運転指導
・引渡し図書の説明

工事費の構成

実行予算書

・目的は工事原価の検討と確認をし利益確保の見通しを立てる。
・発注者への提出を必要としない。
・受注者は設計図書に基づく請負代金内訳書を工事契約後遅滞なく提出し実行予算書の提出は不要である。

工事原価

積算フロー
・純工事費(=直接工事費+共通仮設費)+現場管理費(現場作業員人件費、事務用品費等)

施工方法・仮設

  • 工事目的物を完成させるための施工方法は、設計図書等に特別の定めがない場合は受注者の責任において定める
  • 仮設計画は受注者がその責任において計画する。
  • 仮設物は、工事期間中に火災予防や騒音対策を考慮する。
  • 総合施工計画書は受注者の責任において作成し、設計図書に特記された事項は監督員の承諾が必要である。
  • 施工計画書は総合施工計画書・工種別施工計画書があり、仮設計画や施工要領書を含んでいる。
  • 労務計画は施工内容を把握し、施工方法、工程、施工条件などを考慮し作成する。
  • 搬入計画は、材料、機器類の品種、数量、大きさ、質量、時期などを考慮し作成する。
  • 工事材料が設計図書に品質が明示されていない場合、中等の品質の材料を使用する。
  • 総合工程表は、現場での仮設工事、機器製作手配、試運転調整、後片付け、清掃、検査までの全体工程の大要を表す。
  • 現場代理人は工事現場に常駐し、請負代金の変更に関する権限はない
  • 予測できない大規模地下埋設物の撤去に要する費用は受注者の負担としなくてもよい
  • 工事中に設計変更や追加工事がある場合、工期及び請負代金額の変更について発注者と受注者で協議する。

届出

種別 申請・届出書類の名称 提出時期 提出先
排水設備 特定施設設置届出書 着工60日前まで 都道府県知事
特定施設使用届出書 使用前 公共下水道管理者
浄化槽 浄化槽設置届出書 認定品着工10日前まで
認定品以外着工21日前まで
保健所を設置する市又は特別区にあっては市長又は区長、その他都道府県知事
消火設備 工事整備対象設備等着工届出書 着工10日前まで 消防長又は消防署長
消防用設備等設置届出書 完了日から4日以内
都市ガス ガス工事申請書 着工前 ガス会社
液化石油ガス 液化石油ガス貯蔵又は取扱いの開始届出書(300kg以上) 着工前 消防長又は消防署長
液化石油ガス設備工事の届出書 完了時 都道府県知事
冷凍機設備 高圧ガス製造許可申請書 製造開始前まで 都道府県知事
製造施設完成検査申請書 完成時
高圧ガス製造開始届書 製造開始時
高圧ガス製造届書 製造開始の20日前まで
ボイラー 設置届出書 着工30日前 労働基準監督署
落成検査申請書 落成時
小型ボイラー 設置報告書 竣工時
危険物製造所・貯蔵所・取扱所 設置許可申請書 着工前 都道府県知事又は市町村長
少量危険物等貯蔵・取扱届出書 着工前 消防長、消防署長又は市町村長
ばい煙 ばい煙発生施設設置届出書 着工60日前まで 都道府県知事又は政令市の長
騒音 特定施設設置届出書 着工30日前まで 市町村長
特定建設作業実施届出書 作業開始7日前まで
振動 特定施設設置届出書 着工30日前まで
特定建設作業実施届出書 作業開始7日前まで
道路使用 道路占用許可申請書 着工前 道路管理者
道路使用許可申請書 着工前 警察署長