平成24年度A[問題 No.39]
[問題 No.39]多翼送風機の特性曲線図として、適当なものはどれか。
平成24年度A[問題 No.39]解答
⑴適当である。
多翼送風機
圧力曲線は山と谷を持った曲線で、不安定な運転を引き起こすことがある。動力曲線も右上がりの曲線となっており、所要風量以上の風量に達するとオーバーロードになることがある。
⑵適当ではない。
後向き羽根送風機
動力曲線は最高効率点付近に山があり、リミットロード特性があり、圧力曲線も広い風量範囲で安定運転できる。
⑶適当ではない。
軸流送風機
圧力曲線は、風量0が最高圧となる。谷と山があり、風量の増加とともに急激に圧力が降下する特徴がある。効率曲線は、急で最高効率点の幅が狭くなっている。軸動力は、風量0で最高軸動力となり、風量の増加とともに低下する。
⑷適当ではない。
圧力曲線は、軸流送風機と同じく谷と山を持ち、軸流送風機より急ではない。軸動力は、風量の変化に対してほとんど変わらずに、圧力曲線の山付近で最高となるリミットロード特性がある。
正解:⑴