平成25年度A[問題 No.10]
[問題 No.10]音に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴マスキング効果は、マスクする音の周波数がマスクされる音の周波数に近いほど大きい。
⑵音圧レベル50dBの音を2つ合成すると、53dBになる。
⑶音は、気流により屈折するので、風下側へよく伝わり風上側には伝わりにくい。
⑷音の大きさは、その音と同じ大きさに聞こえる500Hzの純音の音圧レベルの数値で表す。
平成25年度A[問題 No.10]解答
⑴適当である。
マスキング効果とは、音を聞こうとするときに、騒音が同時に存在すると、対象音が聞こえにくくなる現象であり、マスクする音とマスクされる音の周波数が近いほど、効果が大きくなる。また、高音が低音をマスクする程度より、低音が高音をマスクする程度の方が大きくなる。
⑵適当である。
音圧レベルの等しい2つの音を合成すると、元の音圧レベルに+約3dBとなり、音圧レベルの差が10dBの音を合成すると、元の音圧レベルに+約0.4dBとなる。60dBの音を4つ合成した場合、約66dBとなる。
⑶適当である。
音は気流により屈折し、風下側によく伝わる。逆に風上側に伝わりにくい。
⑷適当ではない。
音の大きさは、その音と同じ大きさに聞こえる1,000Hzの純音の音圧レベルの数値で表示する。
正解:⑷