1級管工事（蓄熱）

1.

平成２７年度Ａ[問題　No.２１]蓄熱槽を利用した熱源方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑴蓄熱槽を利用した熱源方式は、ピークカットによる熱源機器容量の低減が図れる。

⑵氷蓄熱方式は、氷の融解潜熱を利用するため、水蓄熱方式に比べて蓄熱槽容量を小さくできる。

⑶氷蓄熱方式は、水蓄熱方式に比べて低い冷水温度で利用できるため、ファンコイルユニットの吹出口などの結露に留意する必要がある。

⑷氷蓄熱方式は、水蓄熱方式より冷媒の蒸発温度が低くなるため、冷凍機の成績係数(COP) が高くなる。

2.

平成２０年度Ａ[問題　No.２０]氷蓄熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑷氷蓄熱の方式には、できた氷が冷却コイルに固着して動かないスタティック方式や、氷が溶液や水の中に含まれた状態で存在し、搬送が可能なダイナミック方式がある。

⑴水蓄熱に比べて冷水温度が低いので、熱搬送エネルギーの低減、除湿効果が期待できる。

⑶氷充填率（ＩＰＦ）を上げることにより、蓄熱槽の大きさを小さくできる。

⑵冷凍機の蒸発温度が低下するため、冷凍機成績係数（ＣＯＰ）が上昇する。

3.

令和４年度Ａ[問題　No.２１]蓄熱方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑶蓄熱槽には、建物の二重スラブ内等に水槽を設置する完全混合型、水深の深い水槽を用いる温度成層型等がある。

⑵氷蓄熱方式は、融解潜熱を利用するため、水蓄熱方式に比べて蓄熱槽の容量が大きくなる。

⑷熱源機器は、空調負荷の変動に直接追従する必要がなく、効率のよい運転ができる。

⑴二次側配管系を開放回路とした場合、密閉回路に比べてポンプ揚程が増大する。

4.

平成２９年度Ａ[問題　No.２１]氷蓄熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑶氷蓄熱方式は、冷水温度を低くできるため、水蓄熱方式に比べて搬送動力を小さくできる。

⑵氷蓄熱方式は、氷の融解潜熱を利用するため、水蓄熱方式に比べて蓄熱槽容量を小さくできる。

⑴冷凍機の冷媒蒸発温度が低いため、冷凍機成績係数(COP)が低くなる。

⑷ダイナミック方式は、スタティック方式に比べて冷凍機成績係数(COP)が低くなる。

5.

平成２２年度Ａ[問題　No.２１]氷蓄熱方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑵水蓄熱方式に比べて冷水温度が低いため、搬送動力を小さくすることができる。

⑷水蓄熱方式に比べて、冷凍機の成績係数は大きくなる。

⑴氷蓄熱方式では主に氷の融解潜熱と水の顕熱を利用する。

⑶水蓄熱方式に比べて、蓄熱槽を小さくすることができる。