令和2年度A[問題 No.10]
[問題 No.10]音に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴同じ音圧レベルの2つの音を合成すると、音圧レベルは約3dB大きくなる。
⑵人の可聴範囲は、周波数では概ね20~20,000Hzであるが、同じ音圧レベルの音であっても3,000~4,000Hz付近の音が最も大きく聞こえる。
⑶NC曲線で示される音圧レベルの許容値は、周波数が高いほど大きい。
⑷点音源から放射された音が球面状に一様に広がる場合、音源からの距離が2倍になると音圧レベルは約6dB低下する。
令和2年度A[問題 No.10]解答
⑴適当である。
同じ音圧レベルの2つの音を合成すると、音圧レベルは約3dB大きくなる。同じ音圧レベルの4つの音を合成すると、6dB大きくなる。
⑵適当である。
人間の耳は音圧では、0~120dB、周波数では、20~20,000Hzの範囲を聞くことができる。500~6,000Hzの中間周波数音では、耳の感度が最もよく、わずかな音圧レベルでも聞くことができる。
⑶適当ではない。
NC曲線では、周波数が高くなると音圧レベルの許容値は小さくなる。
⑷適当である。
点音源から放射された音が球面状に一様に広がる場合、音源からの距離が2倍になると音圧レベルは約6dB低下する。
正解:⑶