平成22年度A[問題 No.9]

平成22年度A[問題 No.9]

[問題 No.9]湿り空気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑴乾球温度が一定の場合、相対湿度か上昇すると絶対湿度も上昇する。

⑵顕熱比とは、顕熱の変化量と潜熱の変化量との比をいう。

⑶熱水分比とは、比工ンタルピーの変化量と絶対湿度の変化量との比をいう。

⑷飽和湿り空気では、アスマン通風乾湿計の乾球温度と湿球温度は等しい。

平成22年度A[問題 No.9]解答

⑴適当である。
湿り空気線図1113-900

乾球温度 湿球温度及び比エンタルピー 絶対湿度 相対湿度
①冷水コイル 下がる 下がる 不変 上がる
②水スプレー 下がる ほぼ一定 上がる 上がる
③蒸気スプレー 上がる 上がる 上がる 上がる
④温水コイル 上がる 上がる 不変 下がる
⑤固体吸着減湿 上がる 上がる 下がる 下がる
⑥液体吸収減湿 上がる ほぼ一定 下がる 下がる

⑵適当ではない。
 顕熱比とは、全熱の変化量と顕熱の変化量との比をいう。
$顕熱÷全熱=顕熱÷(顕熱÷潜熱)$

⑶適当である。
 熱水分比とは、湿り空気の状態変化における比エンタルピーの変化量の絶対湿度の変化量に対する比をいう。

⑷適当である。
飽和湿り空気では、乾球温度と湿球温度は等しい。

正解:⑵