平成20年度A[問題 No.5]
[問題 No.5]管内の水の流れにおけるレイノルズ数に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴レイノルズ数は、流体に作用する慣性力と粘性力の比である。
⑵層流域のレイノルズ数は、乱流域のレイノルズ数よりも大きい。
⑶レイノルズ数は、流体の平均流速に比例する。
⑷滑らかな円管の層流域における管摩擦係数は、レイノルズ数に反比例する。
平成20年度A[問題 No.5]解答
⑴適当である。
流れの慣性力と粘性力の比で表され、平均流速と管径に比例し動粘性係数に反比例する。
⑵適当ではない。
2,000程度より小さい状態は層流である。
4,000程度より大きい状態は乱流である。
⑶適当である。
レイノルズ数:Reとは、管内の流体の流れが層流か乱流かを判断する数値である。
流れの慣性力と粘性力の比で表され、平均流速と管径に比例し動粘性係数に反比例する。
⑷適当である。
滑らかな円管の層流域における管摩擦係数は、レイノルズ数に反比例する。
ハーゲン・ポアズイユの式
$λ=\frac{64}{R_{e}}$
正解:⑵