鋼管

配管用炭素鋼鋼管

・最高使用圧力は1.0MPaである。
・亜鉛めっきを施したものを白管という。
・亜鉛めっきを施していないものを黒管という。
・製造方法により鍛接鋼管、電気抵抗溶接鋼管(電縫鋼管)がある。
・電気抵抗溶接鋼管は溝状腐食が発生する場合があるが、対策された耐溝状腐食鋼管がある。

水配管用亜鉛めっき鋼管

・配管用炭素鋼鋼管の黒管に亜鉛めっきを施したものである。
・使用圧力の最高は1.0MPaである。
・配管用炭素鋼鋼管の白管に比べて亜鉛の付着量が多く付着力が強い。

水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管

・配管用炭素鋼鋼管の内面あるいは内外面に硬質ポリ塩化ビニル管をライニングしたものである。
・最高使用圧力は1.0MPaである。
・用途は給水、空調用冷却水、冷温水である。
・許容温度 継手も含めると40℃程度までである。
・特製は鋼管と同じ強度、塩化ビニル管と同じ耐食性である。

排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管

・軽量で取扱いが容易である。
・配管用炭素鋼鋼管の黒管に準じる薄肉鋼管の内面に硬質ポリ塩化ビニル管をライニングし、外面に一時防錆塗装した配管である。
・継手MDジョイント(排水鋼管用可とう継手)を使用する。

圧力配管用炭素鋼鋼管

・用途は350℃程度以下の蒸気、高温水、冷温水等の圧力配管に使用する。
・厚さはスケジュール番号で表され番号が大きいほど厚い。

ステンレス鋼管

・一般配管用ステンレス鋼鋼管の用途は給水、給湯、排水、冷温水、冷却水及び蒸気還水の配管で使用される。
・肉厚は配管用ステンレス鋼鋼管より薄い。
・配管用ステンレス鋼鋼管の用途は耐食用、低温用、高温用の他、高圧、要ねじ切り加工の場合に使用される。
肉厚は一般配管用ステンレス鋼鋼管より厚い。

銅管

銅及び銅合金の継目無管

・肉厚が薄い方からM,L,Kと表す。

水道用銅管

・肉厚が薄い方からM,Lで、通常Mタイプを使用する。
・最高使用圧力は1.0Mpaである。

プラスチック管

硬質ポリ塩化ビニル管

・肉厚が薄い方から、VU,VM,VPで表す。
・設計圧力の上限 低い方からVU,VM,VPで表す。

水道用硬質ポリ塩化ビニル管

・種類は硬質ポリ塩化ビニル管(VP)耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管(HIVP)がある。
・最高使用圧力はVP=HIVP共に0.75MPaである。
・衝撃強さはVP<HIVPである。

弁の種類と特徴

仕切弁

・全開時は圧力損失が非常に小さい。
・半開時は弁体の背面に過流が生じ、振動が発生する。
・全開か全閉で使用する。
・流量調整に適さない。
・種類は外ねじ式、内ねじ式がある。
・外ねじ式の仕切弁は、弁を開いた場合に開度がわかりやすい。
・全開時にはスペースを要する。

玉形弁

・流体抵抗が大きい。
・開閉時間が速い。
・半閉で使用でき流量調整に適している。
・流体は弁体下部から上部に流す。
・凝縮水が溜まるおそれがある場合は弁棒を水平にする。

スイング 逆止め弁

・リフト逆止め弁に比べ開口面積が大きい。
・圧力損失が少ない。
・大口径で使用可である。
・垂直配管は一次側(流入側)を下にする。

リフト 逆止め弁

・垂直配管用及び水平配管用の区別がある。
・垂直配管 立て型を用いる。

バタフライ弁

・構造が簡単である。
・小型軽量で取付けスペースが小さい。
・流体抵抗は仕切弁に比べ大きい。
・弁の開閉速度が比較的速い。
・弁の開閉操作が小さい。

圧力調整弁

・目的として一次側の圧力を一定に保つ。
・用途はポンプのバイパス用等に使用される。