給湯方式
中央式給湯 強制循環方式
・循環ポンプは、種類を渦巻きポンプとする。
・位置は、貯湯タンク入口側の返湯管に設置する。
・揚程は、最大損失水頭となる循環配管路の損失水頭とする。
・湯量は、熱損失÷給湯温度と返答温度の差(許容温度降下)とする。
・返湯管の管径は給湯管の1/2程度とする。
設計基準
流速
鋼管の潰食防止のため1.5m/s程度以下とする。
管径
・各枝管、主管ごとの給湯量を求め、流速、許容摩擦損失から決定する。
温度
・一般用は55~60度程度とし、飲料用は95度程度とする。
貯湯タンク
・容量(事務所建築物)は、1日当り給湯使用量の1/5程度とする。
防食
・オーステナイト系ステンレス鋼は電気防食を施す。
・フェライト系ステンレス鋼は電気防食を施さない。
安全装置
逃がし弁
・逃がし管に替えて設置出来る。
逃がし管
・常時湯が吹き出ない位置まで立ち上げる。
膨張タンク
・異常圧力上昇防止をするため、安全装置が必要である。
レジオネラ症
・循環式給湯設備は、給湯温度が低いと細菌が繁殖する。
・中央式給湯設備は、貯湯タンク内で60℃以上、末端の給湯栓で55℃以上とする。
・循環式浴槽で消毒を行う場合は、遊離残留塩素濃度0.2~0.4mg/Lかつ、1.0mg/Lを超えないようにする。