平成27年度A[問題 No.9]

平成27年度A[問題 No.9]

[問題 No.9]湿り空気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

⑴加湿。除湿のない温度変化は、空気線図(h-x線図)上で橫軸と平行な移動で示される。

⑵乾球温度が一定の場合、絶対湿度が上昇すると相対湿度も上昇する。

⑶熱水分比とは、比工ンタルヒーの変化量と絶対湿度の変化量との比をいう。

⑷水スプレーによる加湿の場合、絶対湿度と乾球温度がともに上昇する。

平成27年度A[問題 No.9]解答

⑴適当である。

⑵適当である。

⑶適当である。
 熱水分比とは、湿り空気の状態変化における比エンタルピーの変化量の絶対湿度の変化量に対する比をいう。
$比エンタルピーの変化量÷絶対湿度の変化量$

⑷適当ではない。
湿り空気線図1113-900

乾球温度 湿球温度及び比エンタルピー 絶対湿度 相対湿度
①冷水コイル 下がる 下がる 不変 上がる
②水スプレー 下がる ほぼ一定 上がる 上がる
③蒸気スプレー 上がる 上がる 上がる 上がる
④温水コイル 上がる 上がる 不変 下がる
⑤固体吸着減湿 上がる 上がる 下がる 下がる
⑥液体吸収減湿 上がる ほぼ一定 下がる 下がる

正解:⑷